取得したプロペシア錠の添付文書(2023年8月改訂・第4版)とザガーロカプセルの添付文書(2025年8月改訂・第2版)の本文に、「初期脱毛」の語はありません。
ザガーロカプセルの添付文書の「11.2 その他の副作用」には、頻度不明として「脱毛症(主に体毛脱落)、多毛症」が載っています。
日本皮膚科学会のガイドライン2017年版は、ミノキシジル外用の項に「男女ともにミノキシジル外用初期に休止期脱毛がみられることがあり」と記載しています。
このページは、2つの添付文書とガイドラインの該当箇所を並べたものです(2026年10月21日確認)。
この記事は情報の整理であり、医師の診断や指導に代わるものではありません。服用中に症状があれば、医師・薬剤師に相談してください。
添付文書の記載
| プロペシア錠 | ザガーロカプセル | |
|---|---|---|
| 「初期脱毛」の語 | 添付文書の本文に無い | 添付文書の本文に無い |
| 脱毛に関する副作用 | 「11.2 その他の副作用」に脱毛の項目は無い | 頻度不明に「脱毛症(主に体毛脱落)、多毛症」(皮膚) |
| 効果判定の期間 | 「効果が確認できるまで通常6ヵ月の連日投与が必要」 | 「治療効果を評価するためには、通常6ヵ月間の治療が必要」 |
ガイドラインのミノキシジル外用の項の記載
ガイドラインのミノキシジル外用の項には、次の記載があります。
一方で,男女ともにミノキシジル外用初期に休止期脱毛がみられることがあり,これが外用中止につながる恐れがあるため,患者への説明が必要である
ガイドラインのフィナステリド内服・デュタステリド内服の項に、「休止期脱毛」の語はありません。ミノキシジルの初期脱毛はミノキシジルの初期脱毛にまとめています。
ガイドラインの男性型脱毛症の定義
男性型脱毛症とは,毛周期を繰り返す過程で成長期が短くなり,休止期にとどまる毛包が多くなることを病態の基盤とし,臨床的には前頭部や頭頂部の頭髪が,軟毛化して細く短くなり,最終的には頭髪が皮表に現れなくなる現象である
効果の数値はフィナステリドの効果とデュタステリドの効果にまとめています。
他の副作用
性機能や肝機能など、ほかの副作用の記載はフィナステリドの副作用とデュタステリドの副作用にまとめています。入手方法ごとの制度上の違いはAGA治療薬の入手方法に整理しています。
出典
- プロペシア錠0.2mg/プロペシア錠1mg 添付文書(2023年8月改訂・第4版、オルガノン株式会社。PMDA)
- ザガーロカプセル0.1mg/ザガーロカプセル0.5mg 添付文書(2025年8月改訂・第2版、グラクソ・スミスクライン株式会社。PMDA)
- 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版(日本皮膚科学会)