プロペシア錠(フィナステリド)の飲むタイミング|食事・飲み忘れの記載

プロペシア錠(フィナステリド)の添付文書には、「本剤は、食事の有無にかかわらず投与できる」(14.2.2)と書かれています。用法及び用量は「1日1回経口投与」です。添付文書の用法及び用量に、朝・夜などの時刻の記載はありません。

飲み忘れについては、患者向医薬品ガイドに「気がついた時に、1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は1回とばして、次の時間に1回分飲んでください。」「決して2回分を一度に飲まないでください。」とあります。

このページでは、プロペシア錠の添付文書(オルガノン、2023年8月改訂・第4版)と患者向医薬品ガイド(2025年12月作成)の記載だけを整理します(2026年10月21日確認)。

この記事は情報の整理であり、医師の診断や指導に代わるものではありません。服用中に症状があれば、医師・薬剤師に相談してください。

用法及び用量

項目 添付文書の記載
用法及び用量 男性成人には、通常、フィナステリドとして0.2mgを1日1回経口投与する。なお、必要に応じて適宜増量できるが、1日1mgを上限とする
食事との関係 本剤は、食事の有無にかかわらず投与できる
錠剤の扱い 本剤を分割・粉砕しないこと

患者向医薬品ガイドは、飲み方を「コップ1杯程度の水またはぬるま湯で飲んでください」としています。

食事の影響

添付文書の「16.2.1 食事の影響」に次の試験が載っています。

健康成人にフィナステリド0.2mg及び1mgを空腹時あるいは食後30分以内に1日1回7日間反復経口投与した際、投与7日目のAUC及びCmaxは空腹時及び食後投与間でほぼ同値であり、食事の影響は認められなかった。

「16.1 血中濃度」には、次の記載があります。

項目 記載
最高血漿中濃度に達する時間 健康成人への単回投与で0.2mgは1.2時間、1mgは1.4時間
半減期 健康成人への単回投与で3時間(0.2mg)・4時間(1mg)。17日間の反復投与でも4時間
定常状態 健康成人への1日1回の反復投与で、投与2〜3日目に定常状態に達した

飲み忘れたときの記載

患者向医薬品ガイドの「飲み忘れた場合の対応」です。

決して2回分を一度に飲まないでください。
気がついた時に、1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は 1回とばして、次の時間に1回分飲んでください。

添付文書の「7. 用法及び用量に関連する注意」には「増量による効果の増強は、確認されていない」とあります。用量と効果の関係はフィナステリドの効果にまとめています。

続ける期間と、患者向医薬品ガイドの記載

出典 記載
添付文書 3ヵ月の連日投与により効果が発現する場合もあるが、効果が確認できるまで通常6ヵ月の連日投与が必要である。また、効果を持続させるためには継続的に服用すること
添付文書 6ヵ月以上投与しても男性型脱毛症の進行遅延がみられない場合には投薬を中止すること
患者向医薬品ガイド 他の医師を受診する場合や、薬局などで他の薬を購入する場合は、必ずこの薬を飲んでいることを医師または薬剤師に伝えてください

ほかの薬と一緒に飲むときの記載はフィナステリドの飲み合わせに、先発品の添付文書の全体はプロペシア錠の副作用にまとめています。

プロペシア錠の添付文書の規制区分は、劇薬、処方箋医薬品です。入手経路ごとの制度上の違いはAGA治療薬の入手方法で整理しています。

出典

  • プロペシア錠0.2mg/プロペシア錠1mg 添付文書(2023年8月改訂・第4版、オルガノン株式会社)
  • プロペシア錠0.2mg/プロペシア錠1mg 患者向医薬品ガイド(2025年12月作成)
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