PMDA(医薬品医療機器総合機構)の一般名「フィナステリド」の添付文書一覧(2026年10月21日取得)に並んでいるのは、プロペシア錠0.2mg/プロペシア錠1mgと、製造販売元の異なる複数の「フィナステリド錠0.2mg/1mg」です。このページに、フィナロイドという販売名は出てきません。
このページでは、フィナロイドそのものの副作用ではなく、次の3つを出典ごとに分けて並べます(2026年10月21日確認)。
- PMDAの添付文書一覧に載っている販売名
- 個人輸入された医薬品について厚生労働省・PMDAが示している記載
- 比較のための、プロペシア錠の添付文書の記載
この記事は情報の整理であり、治療方針の助言ではありません。すでに使用している方は、処方元や医師にご相談ください。
プロペシア錠の添付文書に載っている項目
プロペシア錠の添付文書(PMDA)に記載されている項目の一部です。
| 項目 | プロペシア錠の記載 |
|---|---|
| 製造販売元 | オルガノン株式会社 |
| 承認番号 | プロペシア錠0.2mg 21700AMY00237000、プロペシア錠1mg 21700AMY00236000 |
| 販売開始年月 | 2005年12月 |
| 規制区分 | 劇薬、処方箋医薬品 |
| 改訂年月 | 2023年8月改訂(第4版)。前の版は2023年6月改訂(第3版) |
| 副作用 | 「11. 副作用」に頻度区分つきで記載 |
| 禁忌 | 「2. 禁忌」に記載 |
| 重要な基本的注意 | 「8. 重要な基本的注意」に記載 |
PMDAの一般名「フィナステリド」の一覧に載っている販売名
PMDAの「フィナステリド」の添付文書一覧には、プロペシア錠0.2mg/プロペシア錠1mgのほか、「フィナステリド錠0.2mg「クラシエ」」「フィナステリド錠0.2mg「サワイ」」など製造販売元ごとの販売名が載っています。
取得した一覧のページの本文に「フィナロイド」の語はありません。
個人輸入された医薬品について厚生労働省が示している記載
厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」の記載です。
個人輸入される医薬品等の品質、有効性及び安全性(以下「品質等」という。)については、我が国の医薬品医療機器等法に基づく確認がなされていません。
個人輸入される医薬品等は、効能・効果、用法・用量、使用上の注意等が外国語で記載されているため、一般に、記載内容を正確に理解することが困難です。
PMDAは、医薬品副作用被害救済制度を、医薬品を適正に使用したにもかかわらず、その副作用により入院治療が必要になるほど重篤な健康被害が生じた場合に、医療費や年金などの給付を行う公的な制度と説明しています。
厚生労働省は、同じページで次のように記載しています。
日本国内で医薬品医療機器等法を遵守して販売等されている医薬品については、それを適正に使用したにもかかわらず重大な健康被害が生じた場合に、その救済を図る公的制度(医薬品副作用被害救済制度)があります。しかし、個人輸入された医薬品による健康被害については救済対象となりません。
比較:プロペシア錠の添付文書の副作用
以下は、プロペシア錠(2023年8月改訂・第4版)の「11.2 その他の副作用」の頻度区分です。フィナロイドについて書かれたものではありません。
| 頻度 | 副作用 |
|---|---|
| 1〜5%未満 | リビドー減退 |
| 1%未満 | 勃起機能不全、射精障害、精液量減少 |
| 頻度不明 | そう痒症、じん麻疹、発疹、血管浮腫、睾丸痛、血精液症、男性不妊症・精液の質低下、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、乳房圧痛、乳房肥大、抑うつ症状、めまい |
「11.1 重大な副作用」は肝機能障害(頻度不明)です。「8.2 重要な基本的注意」は次のとおりです。
本剤との因果関係は明らかではないが、自殺念慮、自殺企図、自殺既遂が報告されている。患者の状態を十分に観察するとともに、自殺念慮又は自殺企図があらわれた場合には本剤の服用を中止し、速やかに医師等に連絡するよう患者に指導すること。
「2. 禁忌」は、本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者、及び妊婦又は妊娠している可能性のある女性及び授乳中の女性です。
「12. 臨床検査結果に及ぼす影響」には、国内の24歳から50歳の男性型脱毛症患者で血清PSA濃度が約40%低下し、本剤投与中の男性型脱毛症患者に対し前立腺癌診断の目的で血清PSA濃度を測定する場合は2倍した値を目安として評価すると記載されています。
成分としてのフィナステリドはフィナステリドの副作用に、プロペシア錠に絞った内容はプロペシア錠の副作用にまとめています。同じ構成のページはフィンペシアの副作用にもあります。入手方法ごとの制度上の違いはAGA治療薬の入手方法に整理しています。
このページで扱わないこと
このページは、フィナロイドの効能・効果、用法・用量、入手方法、購入先を扱いません。
医薬品医療機器等法第68条は、承認を受けていない医薬品について、その名称、製造方法、効能、効果又は性能に関する広告を「何人も」してはならないと定めています。
出典
- プロペシア錠0.2mg/プロペシア錠1mg 添付文書(2023年8月改訂・第4版、オルガノン株式会社。PMDA)
- PMDA 一般名「フィナステリド」の添付文書一覧
- 医薬品等を海外から購入しようとされる方へ(厚生労働省)
- 制度の概要(医薬品副作用被害救済制度、PMDA)
- 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(e-Gov法令検索)